大人の食育

中国の薬食同源思想から、バランスのとれた美味しい食事を日常的にとり、病気を予防・治療しようとする考え方へ発展し、日本で「医食同源」となりました。

中国における「医食同源」的な思考とは、「肝臓を食べると肝臓に効く」「脳を食べると脳にいい」 「心臓を食べると心臓によい」といった様な漢方的な要素が強く、日本のものとは少々異なります。

中国の「陰陽・五味・五行」もバランスをとる食事の考え方として有名です。

大正時代に発足した食養の「身土不二(しんどふじ):地元の旬の食品や伝統食が身体に良い」という考え方も、元は仏教用語の「身土不二(しんどふに):「身」(今までの行為の結果=正報)と、「土」(身がよりどころにしている環境=依報)は切り離せない」という意味であり、人は自然の中から食事をとる方法を大事にしてきたことがわかります。

 

 

中国では、食の管理事情が遅れていたため、自分の身は自分で守っていく民間療法という知恵が発達していました。

食事とともに、中国茶は、毎日の薬がわりに飲まれていたもので、他にも日常、白湯を飲む習慣があります。

また、昔から楊貴妃や、西太后が良く食べていたものは、料理名にも良く使われており、健康で美しさを保つ秘訣は、食材の効果を知り、体の中からキレイにするという考え方が、現在も語り継がれています。

 

それらの情報を効果的にいかす基本となるのが、まず自分の体調を自分で知ることが出来るということ。
車に例えると、軽油の車にハイオクをいれても用をなさないということ。

 

どんなに良い知識があっても生かす土台が違っていると効果は半減します。

カラダにあった食事のとり方を自然派の食材とともに、お届けしています。